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職場・家庭における男の生き方 

・批判すると同類に…
・“心の器”をつくる
・目的をもって男の権威を


■批判すると同類に…

 以前、ある男性から「私の会社は、仕事がいい加減でも、上司にゴマをする人のほうが結局出世しています。多くの人は自分の出世のことばかり頭にあり、会社の将来の発展を考えて仕事をする人はあまりいません。私は会社のこうした体質を変えたいのですが、どんな気持ちで毎日の仕事をすればいいですか?」と相談されたことがあります。
 まず、そのいけない心根の人たちを批判してはいけません。批判するというのは、その人たちと同類ということになります。会社を本当によくしようと思うならば、まずその「ゴマをする人たち」の幸せを心から願うことです。いけない人を批判して、自分自身がスネて最後には会社を辞めていく人がいますが、それがもっとも間違った生き方です。
 そうではなく、ゴマをする人が目についたのならば、会社全体が本当によくなりますようにという想いで(この方たちは素晴らしい人たちです。どうぞ、真実の仕事人としての姿を現してほしい)と、その人たちが喜んで仕事をしている姿や本来の素晴らしい姿を心に描くことです。いけないことをする人に対して「あいつはだめだ」と思っている限りは、自分がそれ以下のレベルに落ちているということであり、マイナスのエネルギーを回転させることになります。
(後略)

■“心の器”をつくる

 私の知り合いに、学生時代に左翼運動をしていて現在はサラリーマンをしている方がいます。何年か前に初めてお会いした時、その方は他人を蹴落としてでも出世しようとして一生懸命に頑張ってきたけれども、苦しくて息も絶え絶えという状態でした。それで私は「しんどい生き方をなさっているんですね。そんな生き方をしなくても、もっと楽に出世できるんですよ。毎朝、会社の部下の素晴らしい姿をイメージして、『今日一日よろしくお願いします。皆さんが幸せでありますように』と想います。そして、社長をはじめ社員の皆さんに感謝の想いを深めるといいのです」と言わせてもらいました。
(中略)
 本人がそれを実行したところ、もめていた職場が2ヶ月後には調和され、それぞれが一生懸命に仕事をやり始めました。そして、それまで「その職場だけは絶対に行きたくない」と言っていた人たちまでが、「あそこへ行きたい」と言い出すようになりました。そうなると上司は、その方をすごい人と見抜きます。ふつう、企業では一段階出世するのに何年もかかりますが、その方は会社始まって以来の五段抜きの出世をしたそうです。
(中略)
 男性は大きな目的意識をもって進んでほしいと思います。これで終わりと思うと、本当に終わりになります。人生は死ぬ時まで楽しく、より多くの人のお役に立つように生きるというのが本当です。そのためには多くの人を“自分の子供”と思えるような大きな心の器をつくって、愛のエネルギーを出して生きていくことが大事です。
 維新期に活躍した勝海舟も、「政治家などの指導者にはもちろん知識はいる。しかし、大切なのはその人の心なのだ。素晴らしい心で政治をして指導者としてやっていくのだ。知識はその人の人格のほんの一端に過ぎない」ということを言っています。やはり、まず心をつくる必要があるのです。21世紀は心の世紀といわれているように、すべての人を活かすプラスのエネルギーを思う存分使える人が世の中を制していくことになると、私は思います。

■目的をもって男の権威を

 男の人は本当はとても優しいのだけれども、その優しさを表面に出さずに毅然として立っている。それでいて、すべてをわかっていて口には出さない。男らしさとは権威なのだと思います。その権威を出すためには、目的意識をしっかりと持つことが必要です。自分はこのようになりたいという目的意識がないと権威が出てこないのです。妻や子供を幸せにして見せるといった目的意識──これは最低限のものですが──を持って努力をすることで権威が出てきます。そして、世の中全体を見ることのできる広い視野を持つことも大事になります。
(中略)
 世の中はすべて陰陽の調和で成り立っており、陰陽が調和することでうまくいく仕組になっています。日本では古くから、女性がエネルギーの源として相手を活かすエネルギーを出せるように、正しい女性のあり方を女の子に幼い頃から躾けてきました。正しい陰陽の関係を知っていたからこそ、日本ではそのような素晴らしい躾ができたのです。
 陰陽の関係、目に見えないエネルギーの流れを知らないと、今なぜ世の中がこれだけおかしくなっているのかもわかりません。女性が一般の社会においても主導権を握ろうとして男性と対等に動けば動くほど、その間違ったエネルギーの流れによって周りの人たちをつぶしてしまいます。
 女性に愛を出させるために男性は、まず母・妻など自分の身近にいる女性を”正常な女性”に戻すような「破壌の愛」を出すことが大事になります。逃げずに真正面から立ち向かい、正しく気づかせるのです。それをしないで男性が引いていると、女性は気づかず、いつまでも男性の上に“君臨”してしまいます。
 昔は夫が三行半を下し、妻が「すいません」とついて来るのが習わしでした。でも今は反対に、男性が女性に三行半を下されているような状況です。女性の本能には不思議ですが、破壊の愛を出されたら黙ってついていくところがあって、パッと男の波動を出されると女性はひれ伏して愛を出すようになるのです。男性は実生活でそのあたりの”駆け引き″をする必要があります。男性が逃げ惑っているうちはだめで、本当に女性を救うために男の甲斐性で立ちあがり、正しく気づかすような厳しい愛を出していった時に、女性はひれ伏すことができるのです。
 でも、破壊の愛でも出し方が足りないと女性はひるまずに反発してくるので、男性はもっと「男の偉大性」を知って権威を持って厳しく言わなければなりません。実際、女性は多少きついことを言われても平気なのです。そして「お前がこれ以上気ままを言うんだったら、出ていけ!」というぐらいの心の根底の波動があるか、それだけの愛があるかどうかを女性は見事に見抜きます。破壊というのは何もかもなくすることだから、男性はその孤独に耐えられる心が必要であり、(すべてを失っても一からやってやる!)という気構えで言うと、きつい波動がパッと出るので、女性は(これは本当に捨てられる…)と気づいて反省に入るのです。
(中略)
 男性が、家庭のほうを振り向いて考え込んでいるようでは前に進めません。常に意識を外に向けて大きな目的意識を持って前進していただきたいと思います。

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