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・自分を愛する生き方
・その時まで自分を磨いて…
・勉強は感謝の心から
・両親の笑顔が浮かんだら…


■自分を愛する生き方

 どのように生きることがいちばん幸せなのでしょう。幸せになる生き方とは自分を愛する生き方、自己愛なのです。しかし利己主義の自己愛はいけません。自己愛と言うと「自分さえよかったらいいという生き方だな」と誤解する人がいますが、そうではありません。本当に自分を愛する生き方というのは、“すべての人を生かす”生き方であり、それこそが自分を幸せに導く生き方なのです。
 世の中には「自分さえよかったらいい。人はどうでもいい」という生き方をする人もいますけれども、これほど自分を粗末にすることはなく、このような生き方がいちばん不幸せになります。自分を大切にする生き方とは、自分が〈このようにして欲しい。このように言ってもらいたい〉と思うことを友達や周りの人たちにして差し上げる生き方なのです。
 現在はマンガ、テレビ、映画とあらゆる方面で“性”が氾濫しています。これは本当に恐ろしくて悲しいことです。性を正しく理解していないと人生を悲しい方向へ歩んでしまいます。長女が小学6年生になり、いよいよ娘として花開き恋心も出てくる年頃になった時、素敵な女性として成長してもらうためにも、私は性について正面から話をしました。

■その時まで自分を磨いて…

 大切な話をする時は周りの雰囲気も大事です。普段は掃除をしていないところもきれいにして、洋服もきちんとしたものに改めました。やがて娘が学校から帰って来ました。「きょうはあなたの一生を左右するような大切な話をしますから、手を洗ってお口をゆすいで、気持ちを整えてお母さんの前に座ってください」とお願いしました。「よくお母さんの目を見てちょうだいね。これから大切な話をしますよ。あなたが素敵な女性として成長してお母さんは嬉しいです。これからもっと素敵な女性として成長していくことでしょう。そして女の子としての魅力があふれてくるでしょう。お友達の男の子も素敵な男性として成長してくるでしょう。
(中略)
 素敵な女性として開花していくと、素敵な男性が声をかけてきてくださるでしょう。でも、結婚するのはこれだけたくさんの男性がいる中で、たった一人を選んでするのです。途中でよそ見をしてはいけないの。いよいよ、あなたも素敵な女性として磨きをかける時に入ったようにお母さんは思います。でも、一つだけ守らなければならないことを覚えておいてください。それは、性という問題なの。この性というのは、大切に大切に自分自身の宝として絶対に守らなければならないものなのよ。
 でも世の中がこれだけ乱れてきているから、簡単に交際をして捨てる人もいますがそれはだめよ。それは自分を大切にする生き方ではないのです。自分を大切に生きる人が幸せになるの。あなたはこれから中学校、高校、大学と進むと、周りで性の乱れがいっぱいあるでしょう。でもその中で、いつ神様に見ていただいても恥ずかしくないという、自分を貴んで愛する生き方をしてください。その生き方があなた自身を高めるのと同時に、あなたに関係ある”すべての人を生かす”ことになるのよ」と話しました。娘は真剣に聞いて「お母さん、分かりました。そのように生きていきます」と言ってくれました。私は一回しか言いません。後は本人に任せます。
 娘が結婚式の前日に、「お母さん、ありがとうございました。小学6年生の時にお母さんがしてくださったあの話、本当に嬉しかったです。あのお陰で私は自分を大切にする生き方をすることができました。嫁入り道具はお父さんとお母さんの愛を持っていくようなものです。自分で持っていけるのは、自分を愛して清く美しくしてきたこの体、これのみは自分で守ってきたものでございます。大学時代にそういうことを言ってきた男性がいましたが、それをパッと振り切って自分を守ってまいりました。明日結婚しますけれども、正々堂々と自分のこの美しい体をもって、結婚相手に全部投げ与え、愛を出し尽くせる女性としてお嫁に行けます。お母さん、ありがとうございます」と挨拶してくれました。
(中略)
 男性も女性もいつかは結婚します。その時に向かって、男性は世の中で力を発揮できる最高の男性として、女性は最高の愛深い女性として自分を磨くのが学生時代なのです。

■勉強は感謝の心から

 また、学校で子供たちが同じように先生の話を聞いても成績に差があります。能力や適性の違いもありますが、子供たちはそれぞれに無限の可能性を持っています。でも、自分の力を出し切っていると思っている人は少なく、自分にはもっと力があるはずなのにと思っています。自分の力を出し尽くす方法は感謝の心を持つことです。両親に感謝し先生に感謝して両親や先生が大好きになって、そのような心で勉強すると、その先生が教えてくれる教科はよくできるようになります。それは受け入れる心ができるからです。
 授業では目で先生の顔を見て耳で聞いて言葉や文字をエネルギーに変えて心にインプットするのです。漢字を覚えるからといってその漢字を書いて食べて覚えるのではありません。その漢字をイメージして、エネルギーを使ってプラスのエネルギーとして心に残して覚えていくのです。したがってエネルギーを存分に使いこなせる人がより多く覚えられます。
 いちばんにエネルギーを使いこなせるのは感謝の心を持つことなので、授業を受ける前には心を整えることが大事です。まずお父さんお母さんに感謝すると宇宙にある無限のエネルギーが波長共鳴して寄ってきます。そして〈先生ありがとうございます。今から勉強することを正しく理解し、そして要点をきちんと心にインプットできますように〉と心で想います。そして先生の話を心の引き出しに、コンピューターに打ち込むように理路整然とインプットしていくのです。こうすると本当に要点がつかめて、テストの時にもよい点が取れます。
 幸せになるための近道は感謝の心を持つことです。そしていちばんに感謝しなければならないのは自分の両親です。お父さん、お母さんのことを心の底から尊敬し感謝する心根のできている人は大人になって何をしてもすべて成功します。
(後略)

■両親の笑顔が浮かんだら…

 両親に感謝のできていない人は目をつぶって、お父さん、そしてお母さんがニコッと笑っている姿をじ一っと思い浮かべて心の底から、〈お父さん、ありがとうございます。お母さん、ありがとうございます。お父さんは、私たちに楽しい生活をさせるために一生懸命働いてくださっているのですね。職場で辛いことも悲しいこともあるでしょう。怒りたい暗もあるでしょう。でもお父さんは私たちのことを想い、精一杯働いてくださっているのですね。お父さんありがとうございます。お母さんは十月十日私たちをお腹に身寵もり、生まれたらオムツを替えおっぱいを与えて一生懸命育ててくださったのですね。お母さん、ありがとうございます)と感謝を深めていくのです。そうすると心が安らかになり、この安らかさが幸せにつながります。
 心が運勢をつくるのであって、愚痴る心、悲しむ心、妬む心、見下げる心、これらはすべて自分に還ってきます。自分ほど不幸なものはいないと思っている人は〈これからの人生が、もっと不幸になりますように〉と祈り続けているようなものです。その人が一生懸命生きても不幸の連続になります。早く心を切り替えないといけません。幸せのみの生き方をしようと思ったならば、常に自分の想いを明るいプラス思考にして、感謝の心を持ち続けることです。
 一日に一度はお父さんとお母さんに感謝するようにすると心が安らいで嬉しさが増してきます。朝、目が覚めた瞬間にすると、その想いが一日の運勢を支配するのです。だから朝、目が覚めた瞬間に、眠くても何でもいいから〈ありがとう〉とまず心で言います。それから〈お父さん、お母さん、ありがとう。今日一日頑張ります。よろしくお願いします〉とパッと起きるのです。このようにするとその日一日、幸せな人生が展開していくのです。

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