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夫の心・妻の心 

・“陰陽”のバランスで夫婦を考える
・会社では男性も“妻”の勉強
・母のお陰で心に柱が
・一軒一軒の調和が世の中を


■“陰陽”のバランスで夫婦を考える

 私は、明日結婚式という時に父親の部屋に呼ばれて、手向けの言葉として、「明日、いよいよお前は結婚するけれども、結婚というのは陰陽の調和だから、心して頑張りなさい」と言われました。
 でも、その時は「陰陽の調和」についてあまり深く理解しておらず、その真意を理解することができませんでした。しかし、45歳になって自分たち夫婦を顧みて「陰陽の調和が大切とは、このことを言っていたのだな」と気づいた時に、私は父の偉大さを知りました。その反面、母がもう少し愛を持っていてくれたらどれだけ心が安らかであるかと知りながら、それを言わずにじっと耐えていた父の悲しみも、その時初めて知りました。
 私が自分の知人の家庭を調べてみると、幸せそうな家庭と、少し問題のある家庭とでは一つの大きな違いがありました。それはお母さんの心なのです。幸せそうな家庭のお母さんは、夫を心から尊敬し愛していることがわかったのです。「陰」は控えて「陽」は中心であるから、妻が夫を中心として尊び愛することの大切さを父は手向けの言葉として言ってくれたのです。
(中略)
 男性の役割は仕事を通して世の中を調和された状態に向けて変えていくことです。そして女性の役割は家庭を守って夫や子供たちを世の中へ送り出し、帰ってきたならばエネルギーを与え、しっかりと休養させることです。すべてがうまくできています。陰陽のバランスをよく考えて、夫婦の調和を営んでいかないといけません。これが反対になると、すべてが失敗してしまいます。ただし、これはあくまでも男性と女性の心のあり方を述べているのであって、女性が家庭の事情などから社会に出て働くことをいけないと言っているのではありません。仕事をしている女性であっても、職場でそのような心を忘れずに仕事をすればよいのです。

■会社では男性も“妻”の勉強

 男性が会社に入ると、職場の上司は「父」「舅」、同僚は「兄弟」、部下は自分の「子供」にあたります。会社のこのような難しい人間関係の中で男性は生きていかなければならないのです。しかし、ここでの生き方の根本となるものも妊娠中から3歳までに、母親によって教えられるのです。母親が環境の違うところに嫁いできても、不平不満を持たずにお義父さんやお義母さんを尊敬し、嫌なことを言われても許して愛を出すと、そのような生き方を子供に教えることができます。夫の兄弟が嫌なことを言おうと裏切ろうとそれを許したならば、同僚や商売がたきが裏切ろうと、心ひとつ動かすことなく、その中で愛を出して生きていくことを教えられるのです。

■母のお陰で心に柱が

 正しい生き方を3歳までに教え込むのが母親の役割なのです。そのことを忘れると、子供にいかに恐ろしい心が育つかです。現在は、正しい心のあり方を忘れて育てられた子供たちの悲惨な姿が世の中でたくさん見受けられます。不思議ですが、子供が15歳くらいになると、妊娠中に教えられたその通りのことをするようになります。子供は教えられたことしかできないのです。それなのに、子供の問題を他人や学校のせいにする母親がいますが、子供にしてみれば“習わぬ経は読めぬ”ということです。
 妻が夫や子供にエネルギーを与えるためには、まず自分の心の中で夫や子供を愛おしいと想ってください。そして夫や子供を心から尊敬し、愛する心をつくればいいのです。ことさら「あなた、愛してるわよ」と口に出して言わなくても、そのように想うと相手を生かす言葉が自然に出て、そうしたエネルギーが相手に流れるのです。周りの人を“生かしも殺しも“するのが女性です。夫や子供を愛し、少しの時間でも愛おしいと想うとよい効果があります。
(後略)

■一軒一軒の調和が世の中を

 うちの主人はよく家事をしてくれますが、私のほうではしてほしいと思ってもいないし、主人には申し訳ないと感じています。主人は(妻は外で頑張ってきて疲れているだろうな。自分も仕事をして疲れているけれども、妻のために手伝ってあげよう)と愛の心でしてくれているのです。以前は新聞などを見ていて暇なのに、家事をして忙しい私にあれこれ用事を命じるので、〈もうこの人は……〉と思っていましたが、主人がそのような行動をしたのも、結局は主人を尊ばない私の心に原因があったのです。
 私が主人のことを尊ぶようになってくると不思議ですが、台所でお茶碗を洗うような、そんな小さなことをしないでくださいと思えるようになってきました。以前は、主人にも何か手伝ってほしいと思っていましたが、〈あなたはもっと世の中で立派にお役に立つようなことをしてくださればいいのです。家の中の小さなことは私がします〉という心に変わってきました。それまで私は主人がステテコ姿でいることを嫌いましたが、今は〈あなたは尊い方ですから、どうぞ部屋のいちばん好きなところで好きなかっこうで、堂々としていてください〉と思えます。
(中略)
 子供たちは父や母の後ろ姿を見て、男性そして女性としての生き方を学んでいきます。日常生活の中の何げない生き方がすべて子供たちに伝授されるのです。陰陽の調和で妻が控えて夫を立てる言葉や態度が、息子を男らしく娘を素敵な女性として成長させていきます。さらにはそれが孫の人生にも大きく関わっていくので、女性は年いくほどに完成された女性になっていかないと家は栄えないのです。
 このように家庭での生き方が子供や孫に大きく影響していくので、特に女性は他に原因を求めるのではなく、すべて自分の問題と考えるべきなのです。やがて子供や孫が成人し、育った環境で学んだ立ち居振る舞いを世の中で表現していき、それらすべてトータルしたものが将来の日本となるわけです。やはり一軒一軒の家庭の正しいあり方が世の中を変えていくことになります。私たち女性が夫を立てて尊敬し心からそのような所作をすることでこそ、すべてが花咲いていくのです。

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